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モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 バルヒェット弦楽四重奏団
  • 超オススメ
レーベル/品番:
アリアCD / ARD-0080-1 (1CD-R)

モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 バルヒェット弦楽四重奏団

価格(税込):
1,800 円 
関連カテゴリ:
アリア・レーベル
モーツァルト:弦楽四重奏曲全集 Vol.1
 第1番 K.80.
 第2番 K.155.
 第3番 K.156.
 第4番 K.157.
 第5番 K.158
バルヒェット弦楽四重奏団
原盤:12inch. 仏VOX. VBX12/4
録音:1950年代中期 録音MONO

薄型ケースで、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。
フォーマットはCD-R。通常のCDプレーヤーで再生できます。


モーツァルトの弦楽四重奏曲、栄えある「第1番」。

当時のモーツァルトは今の日本ならさしづめ中学2年生。
でもモーツァルトの生涯で最も栄光に彩られていた頃。
アレグリのミゼレーレや大勲章やらの華々しいエピソードに彩られた輝かしい時期。

そしてこの曲については、「1770年3月15日夜の7時にローディ(イタリアの田舎町)で書いた」という記述まで残っていて、さらにモーツァルトの人生を変えたマンハイム・パリ旅行でマンハイムを経つときに、わざわざこの曲を知人に写譜させている。

つまりこの第1番、若きモーツァルトにとってとってもお気に入りの作品だったのである!

・・・さらに第4楽章だけは、おそらくローディではなくザルツブルグで追加で書かれたのではないかとされるのだが、ある人はこの第4楽章こそ、モーツァルトが自分自身のために書いた最初の作品だろうと言っている。

この弦楽四重奏曲、あらゆる面で実は非常に重要な作品なのである。



さて、演奏はバルヒェット四重奏団。

バルヒェット四重奏団の演奏はなんとも地味で渋い。

しかしその演奏は何度聴いても飽きない。逆に聴けば聴くほど味わい深くなる。
バルヒェットの深いヴァイオリンの音色と、にじみ出るあたたかな人間性が音楽になんともいえない香りをにじませているのである。


だがこの稀有なる芸術家は、1962年、わずか41歳で自動車事故死により、この世から去ることになる。

 
しかしバルヒエットはこの世から去ったが、その芸術は消え去ってはいない。
我々には多くの崇高な録音が残された。

そういう意味では我々は残酷な神に感謝しなければならない。